レーザー彫刻後に色入れしたアクリル名札

レーザー彫刻後に色入れしたアクリル名札

色入れとは彫刻した部分に色を付けることです。色差しとも言われます。
アクリルをレーザー彫刻し色付けて名札を製作します。

レーザ彫刻色入れアクリル名札

アクリルのレーザー彫刻

アクリルのレーザー彫刻

キャスト版の白色のアクリルを使います。後から溶剤を使うので必ずキャスト版を使います。色入れを行うので少し深めに彫っておくと色入れ後の拭き取りの時に楽になります。
アクリルにはキャスト版と押出し版の2種類あります。見た目は同じですが特徴が違います。レーザー彫刻にはキャスト版の方が使い勝手いいです。
今回は厚さ5ミリのアクリル使用しています。レーザー彫刻する面には和紙アプリを貼っています。この工程はする人としない人がいます。少しでもクオリティを高いものにしたいので行っています。材料によってはかなりクオリティが変わることもあります。

レーザー彫刻部分に色入れ

アクリルに臙脂色を色入れ

色入れする時は和紙アプリを剥がさずに作業したます。材料がアクリルなので剥がしても作業しても大丈夫です。貼っておくと後で行う拭き取りの時にはみ出した塗料が減るので拭き取り回数が少なくなります。
色入れは黒と臙脂なので薄い色の臙脂からします。塗料は水性の多用途を使っています。関西ペイントのハピオカラーです。色数も豊富でニオイはほとんどなく屋内外で使えるのからです。
今回はアクリルに使っていますが、木にも使えます。
ロゴマークが臙脂なので筆で塗料をペタペタと塗ります。はみ出しても問題ありません。一回適当に塗ったらウエスで軽く叩くように無駄な塗料を取り除きます。しばらく乾燥させてまた同じように塗ります。これを数回繰り返すとレーザー彫刻部分に完全に色が付きます。
臙脂が触っても手に色が付かなくなったら黒の色入れ作業です。臙脂を塗ったロゴマークにはマスキングテープを貼ります。後は臙脂の時と同じように黒色塗っては乾燥を繰り返し行います。

アクリルに黒色を色入れ

黒色が手に付かないくらいに乾燥したらマスキングテープと和紙アプリを剥がします。剥がしにくい所は針を使って剥がします。メガネタイプのルーペを使うとさらに剥がしやすくなります。
ミシン針はシャープペンに入るので持ちやすくなって便利です。

色入れアクリル名札の完成

アクリル名札

マスキングテープなどを剥がしたら最後に溶剤をウエスに少し付けて軽く拭いたら余分な塗料が取れます。レーザー彫刻の彫りが浅いと彫刻部分に付いた色が取れてしまうことがあります。黒の塗料が臙脂につかないようにします。
溶剤は塗料が取れてアクリルが溶けないものであれば何でも大丈夫です。シルクスクリーン印刷で使うインクの溶かす溶剤を使っていますが、シンナーやアルコールでもできます。
拭き取り作業はやり過ぎに注意して下さい。拭き取り時に力が入らないように軽く行います。この感覚が分かると色入れの仕上がりが良くなります。ちょっとだけ残っている塗料は先の細い綿棒を使うといいです。
綺麗なウエスで塗料がほとんど取れなくなるまでやったら名札プレートの完成です。裏面にクリップを付けるだけです。
完成後は高知県高知市に発送しました。

アクリル色入れ名札の参考価格

60×30 2色 1個 2000円(税別)
細かい調色は行っていません。なんとく近い色になります。
ホームページには価格は記載していませんので、ご興味がありましたら別途お見積り致します。ホームページにはアクリルと木製名札の価格と詳細を掲載しています。アクリルと木製名札の価格と詳細

インクジェット印刷での看板製作

レーザー加工以外でもインクジェット印刷で看板の製作を行っています。捨て看板、アルミ複合板看板、ポスター、ステッカーなど色々と製作しております。お時間がある方はアクセスして頂けると嬉しいです。
福岡の看板・プレート印刷

 質問、見積り、製作依頼などお気軽にお問合せ下さい。

投稿者: SERIGRAPHIE

捨て看板やアルミ複合板看板の製作とポスターやステッカーなどをインクジェットで印刷します。 レーザー加工機で木とアクリルを彫刻して社名プレートや名札を製作しています。それと画用紙に写真を彫刻して切り絵にしております。 ダンプラ、ポリセームにシルクスクリーン印刷します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です