オリジナル感たっぷり!MDFの会員登録証をレーザー彫刻で製作する方法
今回は、定期的にご依頼をいただいている**「MDFの会員登録証」**の製作工程をご紹介します。レーザー加工を使ったこの手作り感満載のプレートは、名札やノベルティにもぴったり。オリジナル性が高く、木の温もりを感じられる仕上がりになります。
使用する素材:厚さ5.5mmのMDF
MDF(中密度繊維板)は木くずを圧縮して作られた素材で、加工しやすくレーザーとの相性も抜群。ただし屋外には不向きなので、室内用としての使用をおすすめしています。今回のプレートは**B5サイズ(182×257mm)**に加工しています。
カット工程:和紙アプリで保護しながら
表面に中粘着タイプの和紙アプリを貼り、レーザーで正確にカットしていきます。カットには40W出力のレーザー加工機を使い、出力90・スピード0.7の設定で確実に貫通させています(機種によって調整が必要です)。
また、裏面にキズがつかないよう15mm程度浮かせてカットしています。これにより、レーザーの跳ね返りを防ぎ、美しい裏面を保つことができます。もし多少のキズがあっても、紙ヤスリで簡単に取り除けます。
彫刻工程:位置合わせと焼目付け
彫刻はMDFの中央に来るよう位置決め棒で微調整。誤差は1mm以内なら許容範囲です。高精度にしたい場合は専用の枠を使うとズレなく彫刻できます。
そしてオプションとして人気なのが焼目付け。通常の彫刻よりも出力を少し弱め、レーザーの焦点をずらして焼き色を加えます。これにより、木のぬくもりを感じる濃い茶色の文字が浮かび上がり、高級感のある仕上がりになります。
ただし、和紙アプリを貼らずに焼目を入れると、ぼやけた印象になるため注意が必要です。
和紙アプリの剥がし作業
加工が終わったら、ミシン針と拡大鏡を使って和紙アプリを丁寧に剥がしていきます。シャープペンの軸にミシン針を入れると持ちやすくなり作業が楽です。仕上がり確認を兼ねて、手で剥がし残しがないかチェックします。細かい作業なので、肩こりや目の疲れには十分注意を。
ステインでコーティングして完成
最後の仕上げとして、水性ステインを使い、表面・裏面・側面を筆と小型ローラーで塗っていきます。MDFは水性ステインを吸収しやすいため、ムラになりにくいのが特徴です。
レーザーカット面には煤が残ることがありますが、ステインでコーティングすれば手触りもなめらかになり、汚れも付きにくくなります。乾燥後、筆やローラーは水洗いして再利用可能。きれいに整えれば繰り返し使えます。
まとめ:MDFの会員登録証は手間と工夫で魅力的な仕上がりに!
このように、MDFの会員登録証は細やかな工程と工夫を重ねることで、他にはないオリジナル感と温かみのある仕上がりが実現できます。小さな文字も綺麗に彫刻でき、名札や店舗のノベルティとしても大好評。
最近ではホームセンターでもレーザー加工機を見かけるようになりました。手間はかかりますが、道具と工夫次第でDIYも可能です。興味がある方は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
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