鍼灸院さんの営業中プレート「鍼療中」をレーザー加工で製作

鍼灸院さんの営業中木製プレートを国産ヒノキで製作

鍼療中木製プレートの側面

インスタで繋がっている埼玉県川口市の和(あい)はり・きゅう治療院様からのご依頼で営業中プレートを国産ヒノキを使って製作しました。
ご注文ありがとうございました。インスタは「ai_hari.kyu」で検索してください。
和(あい)はり・きゅう治療院のホームページになります。
https://g66ir.crayonsite.info

今まで使っていた営業中のプレートが古くなっていたので、新しく製作して頂きました。国産ヒノキをレーザー加工して文字に色を塗った木製プレートでの製作になりました。
国産ヒノキは建材していは使えなくなった短いものなどを使っています。少しは環境に役立っていると思っています。短かったり、少し欠けていたりしているだけなのでそのような箇所を除けば品質のいいヒノキです。天然木の木目は綺麗なのでオススメです。

福岡のレーザー加工
レーザー加工だけの専用サイトです。
レーザー加工で色々なものを製作しております。

国産ヒノキをレーザー加工して鍼灸院さんの営業プレートの製作過程を綴っていきます。最後まで読んで頂けると幸いです。
最後の方には参考価格を掲載しています。

自動カンナで国産ヒノキの表面を綺麗にする

木製プレートで使う国産ヒノキを自動カンナで表面を綺麗にする

国産ヒノキを自動カンナで削ります。いつもする作業ではありませんが、在庫がなくなったら行います。
厚さが8〜9ミリくらいのヒノキなので綺麗に削って約6ミリに仕上げいます。両面が綺麗になるまでひたすら自動カンナを通す感じです。一回通すごとに0.25ミリ程度削っています。自動カンナは少しずつ削った方が綺麗に仕上がります。機種によっても違いはあると思います。

自動カンナで仕上がった材木は木目が本当に綺麗です。オススメの材料です。

この作業ではヒノキをずっと削っているのでヒノキをいい香りの中で作業をしています。

◆省略した工程
今回はレーザー加工で彫刻した文字に色を塗るため、自動カンナで加工した後に表面、裏面に水性の透明ステインを塗っています。後でも説明しますが、塗料が滲むのを防ぐためです。小さいローラーを使って2~3回重ね塗りをしています。

レーザー加工で営業中プレートサイズにカット

国産ヒノキをレーザー加工で穴あけとカット

レーザー加工するときは基本的に和紙アプリを貼っています。マスキングテープでもいいのです。和紙アプリはサイズが大きいので使い勝手いいです。

◆和紙アプリを貼る理由
レーザーは火なので加工すると材木はヤニが発生します。ヤニが綺麗になった表面に付着するために保護用として和紙アプリを貼っています。
アクリルを加工した時も少し何かが付着して白っぽくなったりするため、和紙アプリを貼っています。

レーザー加工で穴あけと営業中プレートのサイズにカットします。
上部に5ミリの穴を2箇所あけ、300×100サイズの角丸でカットしています。

レーザー加工で「鍼療中」の文字を彫刻する

鍼療中の文字をレーザー加工で彫刻

レーザーカットしたヒノキに文字をレーザー加工で彫刻します。
鍼灸院さんの営業中プレートなので、表面が「鍼療中」で裏面が「休療中」になっています。フォントはお客様が希望した行書体で彫刻しています。

◆レーザー加工の彫刻について
このくらいのサイズであれば特に大きな違いはありませんが、レーザー加工機のヘッドが左右に大きく動くと彫りが少し浅くなります。ヘッドの動きを小さくした方が気持ち深く彫れるので一文字ずつ彫刻しています。
小さい文字と大きい文字を彫刻する時やヘッドが動く長さに違いがあるときは、いくつかのブロックに分けて彫刻すると仕上がりも良くなります。

レーザー加工した文字「鍼療中」「休療中」に色を塗る

レーザー加工で彫刻した鍼療中も文字に青色を塗る

レーザー加工で文字の彫刻が終わったら色を塗ります。表面の「鍼療中」は青色です。筆を使ってペタペタと適当に塗ります。少し塗料が多い所やエッジ部分はウエスでトントンと軽く拭きとり、乾かします。1回塗りだと色が薄かったりするので、2,3回同じ作業を繰り返します。綺麗に塗れてたらしっかり乾燥させてます。

裏面の休療中の文字に赤色を塗る

裏面は「休療中」に赤色を塗ります。青色と同じ作業を繰り返してます。

塗料が乾燥したらレーザー加工の彫刻した文字に色を塗る作業は終了です。
乾燥はおそらく2時間くらいで完全に乾くと思います。

塗料が乾燥した保護している和紙アプリを剥がす

塗料が乾燥したら和紙アプリを剥がず

塗料がしっかり乾燥したら和紙アプリを剥がしていきます。指と針を使って剥がします。特に難しいことはないのでドンドン和紙アプリを剥がします。
細かいところは針を使うと剥がしやすいです。ミシン針をシャープンペンに入れて使っています。
和紙アプリを剥がすと少し塗料がはみ出たところがあると思います。少しはみ出した塗料は紙ヤスリで削ります。

文字からはみ出た塗料を削る

剥がした後は塗料がはみ出ているので紙ヤスリで削る

レーザー加工で彫刻した文字に青色を塗って和紙アプリを剥がした状態です。所々で青色がはみ出しています。これを紙ヤスリで軽く削ります。紙ヤスリは240番を使っています。
はみ出した塗料は事前に塗っていた透明ステイン上に付いているので、軽く紙ヤスリで削ると取れます。透明ステインには撥水効果があるため、少しの塗料であれば簡単に除去できます。
裏面の赤色の「休療中」も同じように作業します。

鍼灸院さんの営業中プレート「鍼療中」が完成

鍼灸院さんの鍼療中木製プレート表面

紙ヤスリではみ出した塗料を取り除いたら最後に透明ステインを塗って完成です。
赤色も同じように透明ステインを塗っています。
鍼灸院さんの休療中木製プレート裏面

屋外用の水性透明ステインを使っています。透明を使っているのは綺麗な木目が見えるようにです。自然な感じを楽しんで頂ければと思っています。屋外用のステインではありますが水性なので臭いも強くないです。屋外でも使えないことはありませんが、使うのであれば屋内での使用が適しております。

埼玉県川口市の和(あい)はり・きゅう治療院様に届き喜んで頂きました。

木製プレートのレーザー加工色入れの参考価格

300×100 1枚 4000円(税別)
国産ヒノキ厚さ約6ミリ 両面レーザー彫刻 色入れ
文字数や色数によって価格が少し上がることもあります。
別途送料と消費税と振込手数料がかかります。
送料は地域によって異なります。事前に発送先住所をご連絡して頂けると助かります。
レーザー加工に関する質問などありました。お気軽にお問い合わせ下さい。
レーザー彫刻・レーザー加工

インクジェット印刷での看板製作

レーザー加工以外でもインクジェット印刷で看板の製作を行っています。捨て看板、アルミ複合板看板、ポスター、ステッカーなど色々と製作しております。お時間がある方はアクセスして頂けると嬉しいです。
福岡の看板・プレート印刷

最後まで読んで頂きありがとうございます。

投稿者: SERIGRAPHIE

捨て看板やアルミ複合板看板の製作とポスターやステッカーなどをインクジェットで印刷します。 レーザー加工機で木とアクリルを彫刻して社名プレートや名札を製作しています。それと画用紙に写真を彫刻して切り絵にしております。 ダンプラ、ポリセームにシルクスクリーン印刷します。

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