お祭りに彩りを添える、両面レーザー彫刻の竹札製作
セリグラフィでは、お客様からご依頼を受けて、お祭りの際に使用される竹製の札(プレート)を製作しました。今回のご依頼では、両面にレーザー彫刻を施し、デザイン性と実用性を兼ね備えたアイテムに仕上げました。
持ち込みの竹材を活かしたオーダーメイド製作
お客様よりご提供いただいたのは、天然の竹材。それぞれの長さや幅に微妙な違いがあり、形も一つひとつ個性がある素材です。市販の均一な材料と異なり、こうした持ち込み素材には「不揃い」がある分、加工には丁寧な調整と工夫が求められます。
まず行ったのは、レーザーカッターを使った形の整形です。全ての札が同じサイズになるよう、竹を一定の寸法にカットし、切断面の焦げは120番の紙やすりを使って一つずつ手作業で磨いていきました。
彫刻位置を正確に合わせる工夫
竹札の中央にデザインを正確に配置するために、MDF(木質ボード)で専用の治具(固定枠)を作成しました。竹のサイズに合わせて枠を複数用意し、どの竹材を使っても彫刻位置がズレないように設計。これにより、表面のデザインは一枚一枚ばっちり中央に配置され、見た目の仕上がりにも統一感が生まれました。
裏面の彫刻についても同様に、位置を合わせた後、精密なレーザー彫刻を施しました。裏面は比較的平らな面が多かったため、表面よりもさらにくっきりとしたラインが表現でき、より精度の高い仕上がりとなりました。
最終仕上げと発送まで
両面の彫刻が完了した後は、表面に残る微細なバリや焦げ跡をスポンジタイプのやすりで丁寧に整え、手触りのよい状態に。見た目の美しさとともに、安心して手に取ってもらえる仕上がりを意識しました。
完成した竹札は全部で37枚。すべてを専用のダンプラケースに収め、配送中の破損を防ぐために、竹札同士が擦れないような工夫を施して梱包・発送いたしました。
持ち込み素材での製作もご相談ください
今回のように、お客様が用意した素材(木材・竹・アクリル板など)を使ったレーザー加工も、セリグラフィでは積極的に対応しています。素材の状態によっては、加工の可否や仕上がりに影響が出る場合もあるため、事前にサンプルを使って試作を行い、安全かつ美しく仕上げられる方法を検討しています。
「手元にある素材を活かしたい」「イベントに特別感のあるグッズを作りたい」といったご要望があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
看板印刷・レーザー加工のセリグラフィ
https://seri-graphie.com/
〒812-0895
福岡県福岡市博多区竹下1-9-5
092-471-0178
seri77@k7.dion.ne.jp
家紋切り絵と御朱印帳販売SERI STORE
インクジェット印刷での看板製作
レーザー加工以外でもインクジェット印刷で看板の製作を行っています。捨て看板、アルミ複合板看板、ポスター、ステッカーなど色々と製作しております。お時間がある方はアクセスして頂けると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。もしよろしければ、SNSアカウントもフォローしていただけると嬉しいです!