木製社名プレートの再生:ヒノキ材を活かすオイルフィニッシュの魅力
セリグラフィーでは、レーザー彫刻を活かしたオリジナルの木製ネームプレート制作を行っています。今回ご紹介するのは、1年前に製作した社名プレートの「再仕上げ」、いわば“リフォーム”の記録です。
約1年の屋外使用で見えてきた変化
もともとのプレートは、国産ヒノキ材を使用し、文字部分をレーザーで深く彫刻。その周囲を焼き付け加工で黒く縁取り、視認性を高めていました。仕上げには水性の透明ステインを使い、木目の美しさを保ちつつ屋外での耐候性を確保する工夫をしていました。
しかし、実際に屋外に設置してみると、1年ほどで汚れや雨染みによる劣化が目立ってきました。木材そのものはしっかりしているものの、表面の塗装が劣化することで、全体の印象が古びて見えるように。そこで今回は、表面の仕上げを見直し、新たに「オイルフィニッシュ」で再仕上げを行うことにしました。
再仕上げの手順:まずは丁寧な研磨から
作業はまず、紙やすりを使ってプレート全体の表面を研磨することから始まります。古い塗膜を落としつつ、表面の凹凸や汚れも整えていきます。この研磨作業は、仕上がりを大きく左右する重要な工程。目の細かい紙やすりで最終仕上げを行うことで、手触りも見た目も美しくなります。
使用したのは「WATCOオイルフィニッシュ」
今回使用したオイルは「WATCOオイルフィニッシュ ナチュラル」。家具用仕上げ材としても人気の高い製品で、木材に深く浸透して内部から保護するタイプのオイルです。表面に塗膜を作るのではなく、木そのものの風合いを活かしながら耐久性と撥水性を高めてくれます。
塗布は2回に分けて行い、それぞれの塗布後には布で余分なオイルを拭き取った後、12時間以上しっかりと乾燥させました。初めての使用でしたが、ムラも出にくく、作業はとてもスムーズ。塗った直後は思ったより濃い色合いになり「失敗かも?」と感じるほどでしたが、時間が経つにつれて落ち着いた風合いへと変化していき、結果的にはとても満足のいく仕上がりとなりました。
オイルフィニッシュのメリットと今後の展望
今回のリフォームで改めて感じたのは、オイルフィニッシュが木材の自然な美しさを引き出す優れた方法だということ。表面にツヤを持たせつつも、人工的になりすぎず、ヒノキの木目や温かみを活かしたい方にはぴったりです。
現在、このプレートは再び屋外に設置し、オイル仕上げの耐久性や経年変化を観察中です。問題がなければ、今後はこの仕上げ方法も正式な製品ラインナップとして追加する予定です。
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