彦根城の「透ける切り絵御城印」が「お城EXPO in 松江」に登場!伝統と革新が織りなす繊細美

彦根城の「透ける切り絵御城印」が「お城EXPO in 松江」に登場!伝統と革新が織りなす繊細美

ひこにゃんと彦根城の御城印

京都府与謝野町に拠点を置く織物会社**「小笹織物」様からのご依頼を受け、国宝・彦根城をモチーフにした「透ける切り絵御城印」を2種類製作いたしました。印刷とレーザー加工を融合させることで、これまでにない繊細なデザインを実現したこの御城印は、来る2025年6月28日(土)・29日(日)に島根県松江市で開催される「お城EXPO in 松江」**にて販売される運びとなります。伝統的な御城印に新たな息吹を吹き込むこの製品について、その魅力と製作背景を詳しくご紹介いたします。


 

小笹織物様のご紹介:伝統技術「写刺織」が拓く新たな可能性

 

今回の御城印製作をご依頼くださった小笹織物様は、京都府与謝野町において長年にわたり織物業を営んでこられました。同社は、日本の伝統的な織物技術を継承しつつも、常に独自の革新を追求されている点が大きな特徴です。

中でも特筆すべきは、**「写刺織(しゃしおり)」**と呼ばれる独自の技術です。これは、写真やイラストといった視覚情報を、極めて高精細に絹織物へと織り込むことを可能にする、唯一無二の技法です。その表現力はまるで印刷物と見紛うほどにリアルでありながら、絹織物ならではの風合いや質感を有し、さらに色落ちしにくいという優れた耐久性も兼ね備えています。

この「写刺織」の技術を核として、小笹織物様は御朱印帳やバッグといったオーダーメイド製品を数多く手掛けていらっしゃいます。伝統的な美意識と現代的なデザインセンスが見事に融合した同社の製品群は、持つ人の心を豊かにし、日々の生活に上質な彩りを与えてくれます。詳細については、ぜひ小笹織物様の公式サイト(https://ozasaorimono.com)をご覧ください。


 

彦根城「透ける切り絵御城印」に込められた想い

 

彦根城の透ける切り絵御城印 ひこにゃんと彦根城

今回製作いたしました彦根城の御城印には、国宝としての威厳を湛える彦根城の雄大なイラストに加え、全国的に絶大な人気を誇る彦根市のマスコットキャラクター**「ひこにゃん」が愛らしい姿でデザインされています。さらに、彦根藩主である井伊家の家紋である「丸に橘」「井桁」**も精緻に配されており、歴史的背景と現代のアイコンが融合した魅力的な仕上がりとなっております。

小笹織物様からの具体的なご要望に対し、複数のデザインサンプルを製作いたしました。その中から、彦根城の美しさと「ひこにゃん」の可愛らしさ、そして伝統的な家紋が織りなす調和を最大限に引き出す2種類のデザインが最終的に採用され、今回の製品化に至りました。


 

製作工程の舞台裏:熟練の技術が織りなす繊細な美

紙をレーザー加工して彦根城の透ける切り絵御城印を製作

「透ける切り絵御城印」の製作には、印刷技術とレーザー加工技術、そして熟練の職人技が不可欠です。その工程は、細心の注意と精度を要するものでした。

まず、御城印の基材となる白色の用紙に、裁断時のズレを防ぐための**トンボ(裁断用の目印)**を正確に印刷します。この段階で、「ひこにゃん」のイラストや日付、イベント名といった情報も同時に印刷されます。印刷の品質が、製品全体の美しさを左右する重要な工程です。

次に、印刷が施された用紙を、規定のサイズである100×148mmに精密にカットします。この裁断作業は、わずかなズレも許されないため、非常に高い精度が求められます。

ひこにゃん入りの彦根城御城印

そして、この御城印の最大の特徴である「透ける切り絵」の部分は、レーザー加工機を用いて施されます。レーザーによって、家紋や城郭の輪郭といった非常に細かな部分が、メッシュ状に加工されていきます。紙を極限まで細く加工しつつも、御城印としての強度を保つという、相反する要件を両立させるための繊細な調整が求められました。

特に白色の紙は、レーザー加工時に焦げや変色が発生しやすい特性を持っています。そのため、レーザーの出力や加工スピードを調整しながら、紙本来の美しい白色を損なうことなく、狙い通りの繊細なカットを実現するための試行錯誤が繰り返されました。この緻密な調整作業こそが、「透ける切り絵御城印」の魅力を最大限に引き出す鍵となります。


 

「お城EXPO in 松江」での販売情報:ぜひ実物をお手に取ってご覧ください

彦根城の透ける切り絵御城印

今回製作いたしました彦根城の「透ける切り絵御城印」は、**2025年6月28日(土)・29日(日)に開催される「お城EXPO in 松江」**の会場にて、小笹織物様のブースで販売されます。

「お城EXPO」は、全国の城郭愛好家が一堂に会する、日本最大級の城郭イベントとして広く知られています。松江城を中心とした歴史文化の発信と交流の場として、毎年全国から多くの来場者が訪れる、まさに城好きにとって見逃せない注目の催しです。

小笹織物様のブースでは、今回ご紹介した「透ける切り絵御城印」のほか、「写刺織」の技術を駆使して製作された美しい御朱印帳やバッグなども展示・販売される予定です。この機会にぜひ会場へ足を運び、伝統技術と現代デザインが融合した上質な製品群を直接ご覧いただき、その品質と魅力を五感で感じ取っていただければ幸いです。


 

オリジナル御城印の製作をご検討の皆様へ

 

弊社では、今回の「透ける切り絵御城印」のように、お客様のご要望に応じたオリジナルの御城印製作も承っております。デザインの内容、使用する紙の種類、そして加工の複雑さによって価格は異なりますが、ご希望のイメージを具現化するために、丁寧なヒアリングと最適なご提案をさせていただきます。

「唯一無二の御城印を製作したい」「地域振興のためにオリジナルの記念品を作りたい」といったご要望をお持ちの方は、ぜひお気軽に下記までお問い合わせください。経験豊富なスタッフが、お客様のイメージを形にするお手伝いをさせていただきます。


セリグラフィ

〒812-0895 福岡県福岡市博多区竹下1-9-5
TEL:092-471-0178 MAIL:seri77@k7.dion.ne.jp
WEBサイト:https://seri-graphie.com
オンラインショップ「SERI STORE」: https://seristore.base.shop

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。今後ともセリグラフィをどうぞよろしくお願いいたします。
インスタグラムのフォローもぜひよろしくお願いいたします!
seri_graphieで検索してください

投稿者: SERIGRAPHIE

捨て看板やアルミ複合板看板の製作とポスターやステッカーなどをインクジェットで印刷します。 レーザー加工機で木とアクリルを彫刻して社名プレートや名札を製作しています。それと画用紙に写真を彫刻して切り絵にしております。 ダンプラ、ポリセームにシルクスクリーン印刷します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です