【製作事例】避難はしご使用方法看板をポリセームで製作|消防設備点検会社様向けご案内

福岡市内で消防設備のメンテナンスを行っている企業様より、「避難はしご使用方法」の看板製作をご依頼いただきました。
今回は、メーカーに在庫がなくなった既存の看板をもとにデータを復元し、耐久性に優れたポリセーム素材で再現した事例をご紹介いたします。
目次
- 避難はしご使用方法看板の概要
- インクジェット印刷による高品質出力
- UVカットラミネート加工の効果
- ポリセーム素材の特長
- 仕上げと巻き込み加工について
- ポリセーム看板の価格・仕様
- お問い合わせ・製作のご案内
1. 避難はしご使用方法看板の概要
今回のご依頼は、避難はしごの製造メーカーが以前配布していた使用方法看板を再現したいという内容でした。
メーカー側で既に在庫がなくなっており、依頼元の会社様が保管していた最後の1枚の看板を参考に、当社でデータを新規作成。印刷から仕上げまで一貫して製作いたしました。
従来の看板はシルクスクリーン印刷による塩ビ板仕様でしたが、今回は小ロット(5枚)の製作であったため、コストと納期の両面で優れたインクジェット方式を採用しています。
2. インクジェット印刷による高品質出力

看板の印刷には、屋外用の糊付き塩ビシートを使用しています。
この素材は屋外耐候性が高く、3〜5年ほど安心してご利用いただけます。実際の環境によっては、それ以上の期間にわたり美しい状態を保つことも可能です。
印刷には環境に配慮した水性ラテックスインクを採用。水性ベースながらも屋外での使用に十分な耐久性を持ち、にじみや退色を抑えながら鮮明な色彩を実現します。消防関連の掲示物として、視認性の高い安全な表示が可能です。
3. UVカットラミネート加工の効果
印刷面にはUVカットグロスラミネート(光沢仕上げ)を施しています。
このラミネート加工により、擦り傷や汚れから印刷面を保護し、紫外線による色あせを大幅に軽減します。日光や雨風にさらされる環境でも長期使用が可能で、メンテナンスの手間を減らす効果もあります。
屋内外問わず、避難設備周辺や共用部などに設置しても美観を損ねず、長く清潔な印象を保つことができます。
4. ポリセーム素材の特長
看板のベースには、厚さ約1mmのポリセーム(ポリプロピレン樹脂板)を採用しました。
この素材は柔軟性があり、欠けにくく割れにくいのが特長です。軽量ながらも十分な強度を持ち、取り扱いや設置が簡単。平面だけでなく、柱やカーブ面などにも取り付けが可能です。
金属や硬質塩ビよりも扱いやすく、コスト面でも優れているため、消防設備関連の標識・注意喚起サインとして幅広く採用されています。
5. 仕上げと巻き込み加工について

印刷したシートは、専用のラミネート機でポリセームに圧着貼りしています。
ローラーで均一に貼り付けるため、気泡やヨレがなく美しい仕上がりです。さらに、シートを裏面まで巻き込む加工を施し、エッジ部分の剥がれや劣化を防止しています。
この巻き込み仕上げにより、耐久性が向上し、屋外設置時の長期使用にも適しています。
6. ポリセーム看板の価格・仕様

今回製作した避難はしご看板の仕様は以下の通りです。
- サイズ:300×600mm
- 厚さ:約1mm(ポリセーム)
- 印刷方式:インクジェット出力+UVカットグロスラミネート
- 価格:1枚 3,000円(税別)〜
※枚数が増えると単価が下がります。
ご希望のサイズ・数量をお知らせいただければ、お見積もりを迅速にご案内いたします。
同型の避難はしご(シルバーハッチ)をご使用中の方で、使用方法の看板が必要な場合はお気軽にご相談ください。
7. お問い合わせ・関連製作のご案内
セリグラフィでは、消防設備関連会社様や防災業者様向けに、以下のような各種看板・ステッカーの製作も承っております。
- 放水口ステッカー
- 連結送水管配置図(アルミ複合板仕様)
- 注意喚起サイン・案内プレート
用途や設置環境に合わせて、最適な素材・加工方法をご提案いたします。屋外耐候性・コスト・納期など、どんなご相談でもお気軽にお問い合わせください。
看板印刷・レーザー加工のセリグラフィ〒812-0895 福岡県福岡市博多区竹下1-9-5
TEL:092-471-0178
MAIL:seri77@k7.dion.ne.jp
WEB:https://seri-graphie.com
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
この記事が消防設備や防災関連業務に携わる皆様の参考になれば幸いです。